影絵音楽朗読劇「やどかりの夢」インタビュー 金沢文庫芸術祭2017

影絵朗読おんがく芝居「やどかりの夢」
わたなべなおかさんにインタビューしました!

わたなべなおかさん

絵本作家、語り、やらだ出版主宰

やどかりの夢(CD付き絵本)

渡邊直加
亀谷明日香

CD

語り 渡邊直加
マアムYUKI、halcony

大人から子どもまで皆で楽しめる、たからばこをあけたような絵本です。
朗読と音楽、海や川、水の音、沖縄の三線やウクレレと歌って踊れるCD付き。
きっと あなたの中の やさしい水がめぐりだします。
やらだ出版

Web担当
ファイナルステージで公演する影絵「やどかりの夢」は、8人のメンバーで演じられ、そのうち6人は沖縄で暮らす方たちです。
ストーリーはわたなべなおかさんが2015年に書かれた絵本が元ですが、どんな絵本なんでしょう?
なおかさん
海に暮らすやどかりたちの貝に広がるのは夢の世界。
あれれ?
一匹のやどかりの夢が見られなくなっちゃった!
この子はまた夢を見られるのか??
さて、つづきはお楽しみ!にしてくださいね。
挿絵は琉球王朝から続く伝統工芸の染物「紅型(びんがた)」で描かれ、とてもやさしい色使いで沖縄の美しい風景を表現されています。
挿絵の紅型作家かめがいあすかさんも今回の公演メンバーです。
監督はプロのバリ仮面舞踊家 小谷野 哲郎(コヤノ テツロウ)さん。
バリ伝統のトペン(仮面舞踊)も登場し、唄あり、笑いありのミュージカルのような、影絵創作劇を、三線やウクレレの生演奏でお届けします。

Web担当
影絵公演もさることながら、屋外の影絵はめずらしいと思われますが。
なおかさん
インドネシアではワヤン(影絵芝居)が定着していて屋外で公演されることも珍しくないそうですよ。
この影絵「やどかりの夢」も小谷野さんがワヤンをされていること、
絵本の挿絵が紅型というつながりで、影絵のシーンの一部は紅型の型紙を使いながら、作っているんです。
琉球+バリの伝統のミックスにも注目していただきたいです。
Web担当
これまで各地で公演をされてきたのですか?
なおかさん
ひとりバージョンの公演から、今回のように8人フルメンバーのものまで、いろいろな編成で1年7ヶ月間で40公演しています。
いつもこれで最後かも!という気持ちで挑むのですが、お声を掛けてもらうことが多く現在に至っていて、とてもうれしくありがたいです。
Web担当
随分廻られているのですね。こどもたちの反応はいかがですか?
なおかさん
紅型の美しさ、そして影絵の色彩のない光と影の世界を楽しんでもらえることは嬉しいです。
夜も街路灯が灯され、暗いということや闇が身近ではない子どもたちに「影」はインパクトが強いんですよね。
辺りが暗くなり、灯りがついて影が映ると驚くんですよ。
子どもたちの顔もぱっと明るくなります。
演出で、影を大きくしたり小さくしたりしますが、子どもたちはそれがとても新鮮で、「向こうがわで何が起きているんだろう?」と、すごく不思議がってくれるんですね。
スクリーンの裏と表を行ったり来たりする子もいて。
私たちは状況が許す限りですが、敢えてそれを隠さずに見せています。
光と影、シンプルな要素で日常で見慣れない表現が現れる。
それが単純な構造で作られているっていうところに一番驚いて興味をそそられるんだと思います。

Web担当
絵本をベースにした影絵ですが、お話を伺っているうちに子どもだけでなく大人もたのしめそうな気がしてきました!
なおかさん
はい、わたしはそもそも子どものために絵本を書こうと思って書いているわけではないんですね。
この絵本をもとに、子どもも大人もお年寄りも、できたら、この星のすべてのいのち、そして目に見えるもの、見えないもの、みんなで楽しめたらいいな、と思っています。
それがカタチになったのが、halconyが歌ってくれる「やどかり音頭」です!!
見て、聞いて、感じて、
最後は大きな輪になって、
みんなで笑い踊りましょう!!
よかったらYouTubeを見て来てください!
もっともっと楽しんでいただけると思います。